短期間に2組の友人が訪日しました。

シンガポールからの友人は、元会社の同期。
日本で10年を過ごし、帰国。
今は、子育てとキャリアを両立するエネルギッシュなママ。

インドネシアからの友人夫婦は、ボストン留学時代以来の再会。
母国に戻り、グローバルファームの現地代表を務めるwifeと国際機関に勤めるhusband。

3人の友人が口を揃えて語ったこと。
それは、日本の物価について。

その指摘は、 
「東京は安い。」

1990年代初頭より、東京は世界一物価の高い都市と評され、
外国人が日本訪問を敬遠する理由の一つでした。

逆に、わたしたちが外国を旅行すると、
決まって買い物をします。
そして、ほぼ間違いなく、
「日本に比べると安い」
という印象を持ってきました。

それが、この20年のデフレの間、
他の先進国、新興国の経済が成長し、合わせて物価も上がりました。

短期的には、アベノミクスの影響により
急激な円安化によって、
訪日観光客にとって、
日本の物価の高さが気にならない水準になりました。
英エコノミスト誌のランキングでも、
東京の物価水準は、昨年までの1位から
今年は6位に落ちました。

私は、この6位というランクに対しても、違和感があります。

海外出張先での支払い時に、日本よりコストがかかる
と感じることは、しばしばです。
物価ランキングの基準にも
何らかの偏りがあるのでしょう。

友人3人が揃って驚嘆していたのは、
東京のランチの安さ。

NY、ロンドンのオフィス街で、ランチを1000円内に収めるのは
不可能といってもいいのではないでしょうか。

それが、東京では、
500~1000円で、お腹一杯、温かく、美味しい食事が食べられる。

他に、ホテル、交通手段なども、世界的にみて
決して高すぎる水準ではない。

政府も民間企業も、訪日観光客を増やすための様々な取り組みをしています。

「東京は世界一割高な場所」
というネガティブイメージを払しょくするように、
割安感さえ出るようになった日本の物価水準を
世界に積極的にアピールしていくことも
訪日外国人を増やす重要な一手ではないかと思います。