2017年07月

日本人の友人・知人から、英語学習に関して、質問を受けるなかで、最も多いものの1つに、「英語が聞き取れない」というものがあります。つまり、英語のリスニング力についての悩みです。

実は、リスニング力アップは私たちノンネイティブの日本人が「英語で堂々と自分の意見を述べる」というVERITAS英語プログラムの設定しているゴールにとっても、いくつかの理由から、とても大切なことです。そのため、VERITASでは、体系的にリスニング力アップに取り組みます。

VERITASのアプローチは、単に、ひたすら、何百時間のニュースや映画を1年間のうちに、聞きましょう、といった「うさぎ跳び」を繰り返すような前時代的な学習法ではなく、より体系的なものです。

本日は、リスニング力アップに効果的なアプローチを考えるうえで、リスニングが苦手な原因について述べたいと思います。課題の解決にあたっては、まず、表層的な課題の原因ではなく、裏に隠れた、根本の原因を見極めなければ、解決策を生み出すことはできないからです。

VERITASでは、私たち日本人が、リスニング力を苦手とする理由として3つ存在すると考えています。本日は、そのうちの1つ目について、ご紹介します。それは、「前から力」の不足です。

こちらの例文をみてみましょう。

It's not uncommon for Fountain Hills residents to go to a neighboring town for a special cultural event, as we are a fairly small town.

この一文を、ネイティブが口に発するとすれば、おそらく、8-10秒程度。CNNやBBCのニュースキャスターであれば、6秒程度で読み上げるでしょう。

では、ここで自問をしてみます。

私たち、日本人は、この文章を6秒で読んで、内容をすぐに理解できるでしょうか?その際、知らない語彙は、すべてクリアになっていると仮定しましょう。

初見のこの英文を、8秒で詰まらずに読むことは、なかなかできないものです。さらに、意味を理解しながら、読むのは至難の技でしょう。

では、15秒ほどの時間をかけて、ゆっくり読んでみましょう。通常は、頭のなかで、日本語に訳していくでしょう。

ざっと訳すと、以下のようになります。

原文:
It's not uncommon for Fountain Hills residents to go to a neighboring town for a special cultural event, as we are a fairly small town.

訳文:
ファウンテンヒルはとても小さな町のため、この町の住民にとって、特別な文化的イベントのために、近隣の町に足を運ぶことは、まれなことではありません。

ここで、訳文を作り上げるのに一番苦労することは何でしょうか?それは、「語順」の入れ替えです。英語と日本語は、主語、述語、修飾語の語順が全く異なります。そのため、英語を日本人が理解をしようとすると、必ず、この「語順」の壁にぶつかります。しかし、実のところ、この「語順」の壁は、読んでいるときは、さほどの障害には感じません。単に、語順を入れ替えて、理解すれば、つまり、時間をかけて、頭を使えば、英文を理解することは可能だからです。

では、ネイティブスピーカーがこの英文を読み上げた時に、私たちは、英文と日本文の語順の違いを意識して、語順を入れ替えながら、解釈する時間の余裕はあるでしょうか?答えは、No、です。

私たちがが頭の中で、語順の入れ替えをしている隙に、ネイティブスピーカーは、次の英文を口から発するでしょう。これが、1対1の英会話であれば、相手は待ってくれます。しかし、CNNやBBCのニュースキャスターは待ってはくれません。そのため、私たち日本人は、一文一文の英文の解釈に手間取るうちに、「周回遅れ」になっていきます。

このことは、日本人が漢文を読むときも同じです。それは、「レ点」をつけて、語順を入れ替えながら、漢文の意味をとらえます。日本人は、中国語にしろ、英語にしろ、外国語を理解する際に、この「語順」の壁にぶつかります。漢文を読む際には、「レ点」という、とても便利なツールを発明しました。しかし、英文を読む際には、「レ点」は使いません。さらに、リスニングの際には、「レ点」はいずれにしても使えません。

そこで、私たち、日本人が英語を「聞ける」状態にするは、英語の語順のままに、前から順に理解する力が必要になるのです。それをVERITASでは、「前から力」と呼んでいます。「前から力」とは、英文を前から順に理解していく力のことです。「前から力」を鍛えれば、早口のニュースキャスターの英文も「周回遅れ」にならずに理解できます。

英語のリスニングが苦手な私たちは、すぐに、英語の「音」を課題と捉えます。もちろん、「音」も課題ではありますが、実は、この「語順」の壁こそ、私たち日本人のリスニング力を阻む最大の課題であり、それに対処するための「前から力」を徹底して鍛えなければ、CNNやBBCのニュースを聞き取る力は永遠に身につきません。

そのため、VERITASでは、「前から力」を徹底して鍛えていきます。次回以降、この「前から力」の効果的な鍛え方について、当ブログで紹介したいと思います。

昨晩は、
New York Universityの主催する
The Heart of ZEN - the art of living simply
と題した東京での
イベントに参加してきました。

登壇者は、
投資ファンド インテグラル社の佐山展生会長、
曹洞宗国際センター所長の藤田一照氏、
臨済宗 妙心寺退蔵院 副住職の松山大耕氏
の方々です。
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藤田氏、松山氏のお二人は、
海外へZenのコンセプトを発信されている方々。

弊社Cnextは
「日本を海外へ発信する」ことを
ミッションと位置付けて、
英語学習プログラム「VERITAS」の開発運営と、
京都に代表される日本の魅力の多言語発信に取り組んでおり、
昨日のイベントからは、
多くのヒントや刺激をいただきました。

また、
「優れた経営者に求められる資質」について
佐山会長の豊富な実体験と
藤田氏、松山氏のZenの観点が
合わさり、
一経営者としても、
大いに考えさせられる時間でした。

経営にも、人生にも
ups&downがあるなかで、
そのups&downを
楽しみながら、
目標に向かっていけるかどうかが大切
だという視点。

ups&downの
波を楽しむのが
サーフィンだ
という比喩が
ストンと落ちました。

そして、
英語学習も
ups&downを楽しめるかが鍵
だとも思いました。

短期的な
成果のups&downに悩むのではなく、
前向きに英語力アップに取り組みながら、
そのプロセス自体を楽しめるかどうか。

いろんなことを
考えさせてくれた素敵なイベントでした。

イベントに誘ってくれた旧友に感謝しています。

HBSで指導を受けた教授のベストセラー本の監訳を担当しています。

原書タイトルは "Simple Rules - How to thrive in a complex world"

著者の1人であるドナルド・サル教授は、
Harvard Business School、
London Business School、
で教鞭をとられ
現在は、MITの戦略論の教授です。

もう1人の著者であるキャスリーン・アイゼンハート教授は
スタンフォード大学で、
同じく戦略論の分野で教鞭をとられています。

TEDキュレーターとして知られるクリス・アンダーソン氏
『イノベーションのジレンマ』で知られるクレイトン・クリステンセン HBS教授
などが絶賛され、
『タイムズ』紙、『ビジネスウィーク』紙など
各紙で高い評価を得た書籍の
日本語版ということで、

監訳者として
大きな責任を感じています。
simple rules

写真は先週末のゲラ校正の様子です。

刊行はいよいよ8月です。
楽しみにしていてください。

英語学習メディア "Engly"に、
インタビューを掲載頂きました。
totsuka07
http://engly.jp/special-interview/top-interview-02.html

学生時代の短期留学経験、
ゴールドマン・サックス入社後の新人時代、
ハーバードへの留学準備、
留学中の苦労、
帰国後のマッキンゼーでの経験、
その後の起業から、
VERITASプログラムの立ち上げ、
などなど、
お話をさせて頂きました。


先週土曜日のクラス後、
VERITASのメンバーと
アークヒルズ カラヤン広場にて
明るいうちから
ビールを傾けながら
語らいました。
50 Beer Party 07012017

もちろん、
All Englishです!

当然、、、
perfectな英語では
ありません。

それでも、
日ごろクラスの中で
取り組んできた英語学習の延長線上として
楽しく、皆で、語り合いました。

ビールが入ると、
一層英語を話す舌が
滑らか?!になった、、
気がしますね。笑

太陽の出ているうちから、
ビールを飲む贅沢さ。

切磋琢磨しあう
素晴らしい仲間との
つかの間のひと時。
33 Beer Party 07012017

今月末には、
過去のVERITAS卒業生たちも一緒に
東京タワーを眺めながらの
Beer Partyを予定しています。

その時の様子も
また、ブログでアップしますので、
お楽しみに。

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