先週、韓国出張から戻る飛行機の中で、思いを巡らしたことです。

1990年代後半のアジア通貨危機以降、韓国では、急速にグローバル意識が高まったと言われます。

改めて、人材のグローバル化において、隣国韓国の先進事例から学ぶことが多いと感じました。

現地の会議の前後で、話題に上がったことです。

1.ソウル大学をはじめとする国内一流大学卒業生にとっても、韓国での就職は容易でなくなってきている。

2. 韓国の高校生は、グローバルな活躍を目指し、韓国内の一流大学と米国のトップスクールを併願し、金銭的余裕のある学生は、米国の大学を選択する傾向が一層強まっている。

3. 学生、ビジネスパーソンの英語力向上がめざましい。Samsungの新入社員の足切りTOEICスコアが900と良く耳にするが、Samsung以外の新入社員においても、TOEIC900レベルがスタンダードになってきている。

人口減少が始まり、今後、国内市場が縮小していく日本。

韓国の現状は、今後10年程度の間に、日本が直面する状況だと、私は考えています。

今回の出張に合わせ、「世界のエリートはなぜ~」韓国版の読者イベントにも参加し、複数の韓国メディアの取材を受けました。

そこでも、「グローバル人材」「グローバルでのキャリアアップ」といったキーワードが飛び交いました。

韓国のビジネスパーソン、大学生、大学院生の読者さんからは、興味深い質問を多く頂きました。

短い滞在でしたが、大いに刺激を受けた出張でした。

韓国のビジネスパートナー、友人、読者の皆さんに、感謝したいと考えています。